スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

何が起きているのか

友人であり獣医師のsioさんのブログからの紹介です。
今回、宮崎での口蹄疫について書かれています。

是非お読みいただければと思います。


*************************************************************


ここで社会的な問題を論ずるのは、これまでできるだけ避けて来た。
でも今回は、専門を学んだ一人として、述べてもいいかと思っている。

今国内で何が起きているのか、
口蹄疫に人が感染しないという理由で、その重大さを、
マスコミも一般の人も、何より政府が認識していない事を、
空恐ろしく感じる。

口蹄疫ウイルスは、感染力が強く、
伝染病のテキストのウイルスの項目の一番初めに出てくる。
世間にはあまり知られていないが、
人の口に入るものは獣医師のハンコがいるといわれる。
動物の診療だけでなく、飲食店の許認可を出したり、食肉の検査もする。
また、畜産の現場で家畜の保健衛生にも関わる。
そのような仕事の土台として、伝染病学を学ぶ。
家畜の現場と食べ物は密接につながっている。
この伝染病が蔓延する事は、
私たちの食糧問題を初めとする社会の行方に直結している。
それは、人々の普通の暮らしをすべて狂わせてしまう。
人に感染しないというだけで、社会生活を狂わせる恐ろしさは何ら変わらない。

一晩に発生農家が二ケタの件数で増えている事を見ると、
どれだけ感染力が強いかが分かる。
ひとつの産業が無くなる危機に面している。
街全体が畜産を生業として、あちこちに畜舎があり、
そして県が大事な施設を置いているような地域で、
感染が起こり、街全体から家畜がいなくなるという状況は、
ふつうは到底考えられない。

それが実際に起こっている。

現地の事を思うと、毎日いたたまれない。
農家も、対策に奔走する人たちも、どんな思いでいるか。
いずれ肉として出す動物だけれど、農家の多くは愛情を持って飼っている。
生活していくためのパートナーであるから、ペットとは決定的に違うけれど、
名前をつけたりして可愛がって世話をする。
その牛や豚がすべて殺処分になる。
殺される動物はかわいそう。それに尽きる。
その生活の糧を失う農家も、処置を行う獣医師も、
対策の難しさと重労働に奔走する現地の人たちも、
終わりの見えない状況に、悲しみを越えて疲弊している事と思う。
収束しても、今後の保障や就労や環境問題や多くの課題がまだ残る。
ワクチン接種に「断腸の思いで」と声を詰まらせた知事の姿を忘れる事が出来ない。

でもその辛さを越えても家畜を殺処分にしなければならないほどの重大な事が、
今国内で起きている背景を、人々は知らずにいる。
これは、一過性の災害ではない。
よそで起こっているのでもない。
自分の国に、大きなウイルスの問題が起きている。
空気伝播でどう広がるか分からないから、一般の人も媒介者になり得る。
したがってあらゆる流通にも、農家ではない住民の生活にも影響が及ぶ。
野生動物が感染すると、広がりは把握できなくなる恐れがある。
牛や豚がかわいそうと言うだけでは済まないくらいのことになっている。
農家の人たちはそれを知っているから、断腸の思いで処分を承諾している。
知事のブログにある「日本の畜産の崩壊を防ぐため」という言葉は、
決して誇張ではない。

報道や世間のコメントを見ると、認識の薄さや感情論に
これでいいのだろうかと愕然とする。
危機感を感じてしまう。
不安をあおりたいわけではない。
一般の人が正しく理解する必要があると思う。
それがウイルスを広げないという防疫につながり、
肉の価格の変動や風評被害が起こっても、騒がないで済むことにつながると思う。

現地への支援も、むやみに現地に行ってはかえってウイルスを広げる事になる。
まずは義援金かと思っている。
これは農家に配分されるそうです。
000140217.jpg
非常事態宣言に際してできることは、
少しでも広がらないように注意事項を守ることと、
義援金の協力かと思います。

宮崎県のサイトに、義援金のお願いが出ています。
対策には、気の遠くなるような労力と資金が必要です。
現地では精神的な負担も大きい中で、協力が応援のメッセージにもなります。

いろんな応援活動があるかと思いますが、
使途の明確さで県のサイトを引用します。
関心のある方は、ぜひ見てください。
また、リンクを広めていただけたらと願います。

「ふるさと宮崎応援寄付金」
 県の口蹄疫対策の資金に使われます。
 使途ところに「口蹄疫対策」と書き、金額もいくらからでもよいそうです。
 実施主体は宮崎県総務部財政課。

「宮崎県口蹄疫被害義援金」
 こちらは畜産農家の支援に使われます。
 実施主体は宮崎県福祉保健部福祉保健課、社会福祉法人宮崎県共同募金会。
 

知事のブログも日々の状況を明確に伝えているので、
これを読むだけでも現場の状況を知ることができます。
東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」
スポンサーサイト
プロフィール

nico

Author:nico

旬の花時計
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。